50から筋トレやってみた

みずからの体験に基づき、筋トレ、ダイエット、自転車、本をゆるく書きます。

スーツを着て号泣?!その訳は?

スーツを着て号泣?!

7月中旬のある朝、スーツを着た途端に号泣しそうになった。
スーツ着ただけで?
着るのは2カ月ぶりでした。
実は私、5月の中旬に、自転車に乗っていてクルマとぶつかる交通事故にあい、6月末まで入院していたのです。その間のブログは更新が止まりました。
当初の診断では、脳外傷による左手足麻痺、でした。ついでに顔の下の部分も麻痺したので最初は喋れませんでした
パートナーは集中治療室で動けない私と面会し、号泣していました。
事故直後は、生計を一にしているパートナーに、
「左手足の麻痺だから、電動車いすにしか乗れない。仕事も通えない。生活は、悪いけどこれまでから変わる」と伝えていました。
 
そこから回復し、立って歩けるようになり、復職のため、産業医との面談に行くために、2カ月ぶりにスーツを着たのです。
 
左手足の麻痺、からリハビリで回復し、後遺症はない、と診断が6月末に出ました。
担当医からは、「君の回復は予想より早かった」と言われました。

 

マイナスの感情は無視で?

リハビリでだんだん回復し、立ったり歩いたり、が出来るようになる途中は、必死だったので、自分の感情は脇に置いていた感じでした。
もともと、苦しい時もキツイ時も、自分の感情はいったん脇に置いて、感じないようにする癖があるようです。
 
それが、何年も着ていた仕事の服を、2カ月ぶりに着た途端に、何とも言われぬ感情に襲われました。
 
スーツ着ただけで泣くなんて、ありえない。
 
事故後の左手足麻痺による、悲しみ、絶望感、人に頼らないと何もできない無力感、将来が見えない不安感などマイナスの色々な感情を押し殺して無視していたので、少し安心してしまったのかもしれません。
 
脳外傷による、高次脳機能障害が起きると、自分の感情を抑えられず、簡単に怒ったり泣いたり、ということが起きることがありますが、私には起きませんでしたので、それとも違います。
 
パートナーに見られたら、
「あの時スーツ着ただけでメソメソしていた」とか言ってずっとネタにされます。
なんとかその場はこらえ、産業医との面談に行きました。産業医は予想よりも元気な私を見て、復職の許可を出してくれました。
今は、幸い、元の職場で同じ仕事に携わっています。
 
事故にあって左手足が動かない状態から、リハビリで回復しました。
その途中、色々感じたことをプログに載せていこうと思います。

 

事故担当の警官の方の警告

事故の調書を作るため行った警察署では、担当の警官の方から、
自転車乗るならヘルメットかぶって!」
(私はクロスバイク乗るときかぶってなかった)、
クルマ乗るならドライブレコーダー付けて!
(相手のクルマのドラレコで事故の状況が全て把握できたとのこと)、
君はたまたまぶつかるところが柔らかいボンネットだったから助かったけど、違うところに当たったら死んでたよ!
と言われました。
警察の方は、いろいろな事故を担当され、様々な事故を見ているのでしょう。その言葉は心に響く重さがありました。
皆さんも気をつけてください。
 
 
最後に、
命を支えるため、日々目の前の事態に対処されている医療関係者、リハビリに関わる関係者の方々に感謝いたします。
 
元気に生活していくことが恩返しと思っています。